mirror #3 [poem]
もうひとりの自分へ・・・
あなたは教授になれるだろう。
そして無知な生徒をことごとく破壊し続けるだろう。
「それが自分に課せられた試練である」と思いながら這い上がろうとする生徒さえもあなたは、
あなたの似非知識をもってして徹底的に突き落とすのである。
そしてあなたはその罪の名において地獄へ落ちる。
それはあなたのみが知る地獄。
いや、既にあなたはその地獄の中で、もがき苦しんでいるのかも知れない。
その事にすら気付かずに、心の奥底で苦悩し続けているのだろうか。
でもそんなあなたにも、その愚かさに気付く瞬間が来る。
それは、
あなたという存在が消えてなくなる瞬間であり、
それによってあなたが自分を見つける瞬間。
それは、
あなたが死ぬ瞬間であり、
それによってあなたが輝く瞬間。
どういう思いで書かれたのでしょうか。常に上に立とうとする人が、超えなければならぬジレンマを感じました。
by ちぇる (2006-02-19 17:34)