君と別れた後の僕は不幸そのものだよ。
経済的にも破綻した。
友人もひとりも居ない。
他人に対しては憎悪しか持てなくなった。
他人はおろか親兄弟をも憎んでいる。
住んでいる所はまるで刑務所のようさ。
僕の時間は深い絶望の淵へと進む為だけに流れている。
そして君との過去だけが
いま僕の中で輝きはじめた。
僕にとってこれ以上ないであろう不幸な輝き。
憧れは希望ではなく絶望でしかない。
僕は自分のその事実をもって
君に伝える。
そうすることによって君は安心するだろうから。
そして心から喜んでおくれ。
今もなお僕は絶望の谷底へ
頭から真っ逆さまに落ちている最中だよ。