絵を描くことが好きなわけではない。
自分に「描きたい」なんて欲は無いに等しい。
だからだろうか、「絵を描くことが好きなんです」という人の絵には興味が無い。

今にも枯渇しそうな8割の所有欲と2割の顕示欲だけが、
かろうじて筆を持つ気にさせる(のかも知れない)。

「使命感」なんて勘違いな思い上がりはない。
リヒターの言うように「与えられた条件から始めるしかない」のだ。

たいてい自分を客観視したら、吐気がして風邪を引き起こしそうになる。
(その度に「これは良い兆候の始まりだぞ!」と思う)