近況 [diary]
近況といえば、５月にケータイをやっと変えました。
DoCoMoのF700iから、SO903iに買い替えました。
買い替えたと言っても、1円でしたから...
なので、5月以降に掲載している写真はすべてSO903iで撮ったものです。
（簡単な画像補正はしてあります）
（容量が軽いんで、最近はモノクロで掲載しています）
（とくにモノクロにこだわりはありません）
モノクロといえば、先日、写真家の森山大道さんの
ギャラリー・トークを覗いてきました。
恥ずかしい話ですが、僕は森山大道さんのことを知りませんでした（笑）
何気にネットで美術館情報を見ていて、たまたま見つけました。
森山大道か〜...
う〜ん、知らないけど、まぁギャラリー・トークもあるし...
ヒマだし...的なノリで行ってきました。（そんなエピソードはどうでもよい？）
雨降りにも関わらず、4〜500人くらい来てました。
半分くらいは、写真学校などの学生だったかと思われます。
ギャラリー・トークは、最近発売のDVDのご本人による解説と、
来場者によるインタビュー。
日常の中に潜む”非日常”を、自らの欲望のままに撮り貯められた「記録」写真
「日常の中に、”非日常”を発見して、ゾクゾクするから、カメラを向ける。
だから、”何気ない”ということはありえないんだ」
「コンポジションは直感的であり、まるで自分の性癖のようだ」
その辺りはとても共感しました。
日常生活の中の何気ない出来事を、再発見する事に意味がある。
なぜなら、様々な事に追われて、人生はあっという間に終わるから。
常に心がピュアでいられるのは、とてもむずかしい世の中だから。
話は変わりますが、
例えば「構成された写真」というのは、まず中心となる被写体があり、
それ以外の背景や、光と影のコントラストや比率、あるいは色彩、
そういったものが意味合いをもって主張し、
中心的被写体を捕捉している写真。
そして、そういった「”構成”は因習的である」と
ミニマリズムのアーティスト達は否定しました。
森山大道さんは、
「自分とは撮り方が違うだけで、色んなスタイルがあるわけだし、
別に構成的な写真を否定するつもりは無い」
と言っておられました。
「写真は”記録”であり、それに尽きる」
「写真家にとって、最も重要なのは、
自分が撮った写真の、圧倒的な”量”である。
たくさん撮っている、という若者の写真を見たが、
俺に言わせれば、まだまだ全然足りない」
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来場者のインタビューの中で、とくに印象的だったのは、
「鬱病を患いながら写真を撮っている」という若者の質問に答えながら、
その若者の顔をじっと見て、
「一枚一枚を大事に撮って下さい」
と丁寧に、2回繰り返して言われたときでした。
（初めの1回目は、質問してきた若者に向けて。
2回目は、おそらく来場者全員に向けて）
とても良い体験が出来ました。
たぶん、忘れないでしょう。
行って良かった。
あと、近況と言えば...
長年使っていたPowerBookの、液晶モニターの寿命がついに来たようです。
もしも、足跡を残してくれた方々への訪問が滞っていたなら...
壊れたと思って赦して下さい。
