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POCO #44 [P◆Poco]



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Dream is Destiny [diary]



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アクリル/木製パネル(80cm×100cm) 未完


子供の頃からよく夢を見る。
一晩に数えきれない程の夢を見ることも多々ある。
自分にとって夢はまさしくパラレルワールドであり、もう一つの人生の記憶だ。


現実の人生を変えてしまう夢に遭遇することもある。


例えば私の場合は「絵」だ。
子供の頃から絵を描くのは得意なほうだったが、画家を夢見たことはなかった。
どちらかというと私は子供の頃から夢も希望もなかった。
保育園の卒園式で、将来の夢を絵に描いて発表するとき、
他の子達はパイロットや医者や歌手などを夢見て絵描いていた。
私は子供心に、誰にも負ける気がしない描写力を駆使してタクシーの絵を描いた。
タクシーの運転手を夢見ていた訳ではない。
誰もが描くありきたりの夢を皮肉っただけだ。
(自他ともに認める自意識過剰な嫌なガキだった)


大人になって勤務先の同僚から「ホントに夢も希望も無さそうだよね」と
よく言われたものだ。
そんなことは自分が一番知っているし、そんな自分に酔いしれていた訳でもない。
そんなある日、自分が画家として個展を開いている夢をみた。
中学卒業してからは全く絵に興味なかったのに、なぜそんな夢を見たのか意味が分からない。
しかもその絵は自分の想像力を超えていた。
その想像力はいったい何処から来るのか? 
自分には不思議でならなかったが、おそらく外部からの記憶だろうと深追いは避けた。
そのころから絵に興味を持ち始めたのは事実だが、自分で描く自信はなかった。
それ以前に描きたいという意欲もなかった。
実際に描くきっかけとなったのはアンディ・ウォーホールの原画を見たとき。
その絵を前にして壮絶な所有欲が湧き、思わず硬直した。
当然自分に買える代物ではない。...ならば贋作を作って部屋に飾ろう...
そんな不純な動機だった。


そして画材を揃えて独学を始めた。
習作を何枚か描くうちにウォーホールの贋作の件はどうでもよくなった。
それどころか仕事も辞めた。


絵を描いていると、
不思議と忘却の彼方へ追いやられた夢の記憶とリンクする。


今では横になって目をつぶるだけで夢をみる。
現実の思考力は崩壊しかかっているといってもよいだろう。
(犯罪者にはならないのでご心配なく)
(ペットをこよなく愛する穏やかな日々を送っておりますw)


夢をコントロールするか、特殊な覚醒状態を自在に操り、
無限の想像力を手に入れたい。
その進化を人類の後世へ残したい。





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