mirror #3 [poem]
もうひとりの自分へ・・・
あなたは教授になれるだろう。
そして無知な生徒をことごとく破壊し続けるだろう。
「それが自分に課せられた試練である」と思いながら這い上がろうとする生徒さえもあなたは、
あなたの似非知識をもってして徹底的に突き落とすのである。
そしてあなたはその罪の名において地獄へ落ちる。
それはあなたのみが知る地獄。
いや、既にあなたはその地獄の中で、もがき苦しんでいるのかも知れない。
その事にすら気付かずに、心の奥底で苦悩し続けているのだろうか。
でもそんなあなたにも、その愚かさに気付く瞬間が来る。
それは、
あなたという存在が消えてなくなる瞬間であり、
それによってあなたが自分を見つける瞬間。
それは、
あなたが死ぬ瞬間であり、
それによってあなたが輝く瞬間。
pure [poem]
またここへ来てしまったね
でもこれで最後にしよう
キリがないから
壁なんてはじめからない
勇気なんてそう簡単に持てるものじゃない
良い知恵なんて僕にもないよ
むずかしいことはよくわからない
目を閉じて耳を澄ましてごらん
そして聞いてみてほしい
風が流れる音を
人の声が聞こえても気にしちゃいけない
ただ僕らは今ここにいる
消えて行く風景の一部として
いつか新しい場所が見つかったとき
ここが良い想い出となるように生きてきた
未だに新しい場所を知らないけれど
ここを忘れる時が来たようだ
不安は幻想
全ては新しくなる
目を開けて見てごらん
僕らはすでに新しい場所を歩いている