PRESENCE [reflections]
愚劣な自己が再現したイメージは、脳内で再構築され、
そのような自己は卑下させられ、
ほんの微かな残像(それは希望の光)のみを残し、
記憶から抹消される。
残骸すら手に取ることが出来ずに、そのような自己の苦悩は始まる。
認識するためには理性が必要だが、
「それ」はあまりにも理性的とはいえない。
ある種の覚醒状態におこる、ある種の皮質的調和。
電気生理学的に調和のとれたパターン。
三人称的視点でのみアクセスできる体性感覚的イメージ。
そうしたイリュージョンによってのみ可能なイメージ。
「それ」以外のイメージでは触れることが出来ない。