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dream #1 [DREAMS]

新たに”DREAMS”というカテゴリーを設けました。
日々見る何気ない(とるに足らない)『夢』を記述してゆこうと思います。
まずは今日見た夢から...

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出張で都会から遠く離れ、山と海に囲まれた小さな町に来ている。
(自分がなんの仕事をしているのかは分からない)
今日は仕事が休みで、曇り空の中、一人で散策していた。

私はグレーのパーカーに黒のダウンジャケットを着込み、
デニムパンツに白のスニーカーを履き、
グリーンのバックパックを背負って歩いている。
バックパックの中にはコンビニで買った弁当とジュースが入っている。

片側一車線の国道の、前方右手に青い海が見える。
左手は山で、すっかり葉を散らした木々ばかり。
やはりバスに乗ればよかった、と少し後悔した。

ひたすら緩やかな坂を下っていると、その先に商店街の交差点が見え、
私は小走りで交差点を目指した。

海沿いの小さな町。
この交差点は繁華街の中心地だろうか。
制服を着た下校途中の高校生たちとすれ違う。
見慣れぬ私の顔に、物珍しそうに振り返る高校生の一人が笑った。

髪型も顔の色も制服の着こなしも、何もかもがどこか違う。
なんというか、だらしないのだ。
その「だらしなさ」は私に非日常を与え、不思議と心地良かった。

交差点の横断歩道を右折すると、アーケードが見えた。
私はその中の、雑貨屋らしき店の入り口をくぐった。
薄暗くてホコリっぽい廊下の脇に、いくつかの小さな部屋があった。
どうやらここは総菜屋らしいが、店員が一人も居ない。

ひとつの部屋に入ると、中はやはり薄暗く、
微かな照明に照らされた三畳間くらいのスペースに、
一つだけ白いクロスが掛けられたテーブルが置かれてあり、
皿の上にピザやら、海老フライなどが並べられてあった。
おなかが減っていたので美味しそうに見えたが、
コンビニで買った弁当があるので、買おうかどうか迷った。
それにしても店員は何処に居るのだろうか。
部屋の中で二匹のハエが飛んでいたが、
そのうちの一匹が海老フライの上にとまった。

私は店を出た。
少し日が射してきたようだ。

隣の店は食堂か何かだろうか。
黒く塗られた板壁に、赤字の筆書きで店名が書かれてある。
店の前で、それぞれ違う制服を着た店員らしき女性が四人、談笑していた。

その内の一人の、体格が良くて勝気そうな店員が私に声をかけてきた。
「イタリアン如何っすかー」
他の三人が笑った。
「パスタ如何っすかー」

私は笑顔で「明日...。明日来ます」と言った。
店員は笑いながら「うまい!断り方がうまいなー」と言った。
私は笑いながらその場を離れた。

視線の左手に防波堤と階段が見えた。
あの防波堤を越えると眼前に海景が広がるのだろう。
私はとりあえず、海を見ながら弁当を食ることに決めた。
先ほどの店員が店の前で、私に向かって何かを叫んでいた。
何を言っているのか分からなかったが、私は彼女らに手を振った。


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...ここで目が覚めました。

本当にとるに足らない夢です。
(お読み頂き有り難うございます)
これからもこのような「とるにたらない夢」を記述してゆきますが、
なるべく現実の自己像や自分の記憶と
あまり接点の無い夢を掲載できればと考えています。
(掲載後、削除するかもしれませんがご了承下さい)


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